イギリスリネン ミニボストン型ショルダーバッグ

 昨日「ヒゲの殿下」の愛称で親しまれた寛仁親王殿下がご逝去されました。長い闘病生活の末66歳という若さで、この世を去られました。非常に残念です。
殿下は青森でも、毎年開かれる岩木山スキーマラソン大会の総裁など歴任されスポーツ振興にご尽力していただきました。

私も東京だったか横浜だったか忘れましたが、夫婦で講演を聴かせていただいたことがあります。その時も喉の手術をして間もなかったので、ご自身は車いすに座り、代わりの方がお話ししてくださいました。とても痛々しかった記憶があります。

16度の手術は並の精神力ではないと思わされます。でも誤解を恐れず言えば、ようやく自由のきかない体から解放されてホッとしているのかも知れません。

 妻は入院した時すでに、助かる見込みはほとんどありませんでした。1ヶ月、長くて2ヶ月と残酷に宣告されました。それでも4ヶ月半頑張りました。
とても辛い状態でしたが、それでも諦めることはしませんでした。最後は、「もう楽になっていいよ。」と声を掛けてあげました。本当は、心の内では「もう少し頑張って生きてくれ!」と言いたかったです。でも、もう頑張れとはとても言えませんでした。

妻が亡くなって間もなく、親しい知人から電話がありました。妻が軽やかに道路を横断している夢を見たとのことでした。あぁ、ようやく辛い体から解放されて自由に動き回れるようになったんだなぁと思いました。それは、蝶がサナギから羽根を広げて自由に空を飛んでいるように思えて、本人にとっては良かったのかなぁと感じました。 😐

 すみません。ついまた前置きが長くなってしまいました。
ここから本題です。今回は、以前母にプレゼントした型のバッグを一部改良して完成させました。

表生地は、イギリスリネンに中程度の硬さの芯を貼り、さらにキルト加工しました。これにより、より生地に張りができファスナーの開け閉めができ易くなりました。アクセントに革タグをあしらい、反対側には16cmのファスナーポケットがついています。

脇部分の縁は、革にポリ芯をいれた玉縁処理をし、より高級感と型崩れ防止の配慮をしています。持ち手・底部分などはすべて本革を使用しています。

内布は小花柄のコットンで2室に分かれたポケットと20cmファスナーがついています。

本革ショルダーベルトも標準で付いています。ちょっとしたお出かけやセカンドバッグにいかがでしょうか? 😛
寸法は最後の画像に記載されています。

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2件のフィードバック

  1. くみっち。 より:

    こんばんわ。
    先ほど、オークションでミニボストンとお財布の出品を拝見いたしました。
    今回も素敵な作品を見る事が出来て嬉しいです。
    特に、ミニボストンは可愛いですね♪
    1泊でも日常(通勤)でも使えそうな感じだし、斜め掛けも出来るし私好みのカバンです。
    きっと戦いになりそうな予感がする一品だと感じました。

    奥様のお話はとっても寂しく感じます。
    私が最初に落札させて頂いた作品はきっと奥様が作られていたので…。
    あの当時にカバンの事で質問したら丁寧に回答を頂いた事を、今でも思い出します。
    なんだか、私まで暗くなる事を書いてしまってすみません。

    • smilepartner より:

      くみっち。さん。コメントありがとうございます。
      妻のことを書いていただくとかえって嬉しいです。
      もうすぐ2年経ち、思い出すと辛いこともありますが、感謝することもたくさんあって、温かい気持ちにさせられることも多いです。妻を通して、こうして素敵な方々と出逢うことができたことは、私の宝物です。

      ミニボストン、可愛い!と言ってくださってありがとうございます。ワクワクしていただけるような作品を今後も作っていきたいと思います。乞うご期待くださいね!

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