レザー&リバティ 3way お財布バッグ

 今朝は、起きた時あまり寒さを感じず、味噌汁を作るためにネギを収穫に外に出ても吹く風が生暖かいw
どうやら7℃ぐらいあったようです。つい一週間前あたりは、氷点下の世界でしたので春のよう~。

今日は天皇誕生日。普段はあまり身近に感じない存在ではありますが、国難の際には一番励まされる存在でもあります。
日本は英国と同じ立憲君主制の国家ですが、この制度が一番日本人にとって合っていると感じます。
中には、天皇制度を廃止して共和制にしたほうが良いと言われる方もおりますが、世界の共和制の国を見るとやや安定感に欠けるように感じます。ただ一心に安寧と発展を祈られる権威あるお方がおられることで、国民全体に安心感を与えることが出来ていると思います。

こういった伝統が日本人の優しさの根底にあると思っています。それは戦前も戦後も変わらない本来持っている価値観ではないだろうか?
そう思えてならないエピソードを目にし、ホロッときたことがありました。
それは2ヶ月ほど前に、新聞の投稿欄(テーマ「ご飯 あの時」)に戦後樺太から命からがら逃げてきた来た方のものでした。
原文そのまま記載いたします。
 
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  差し出されたおにぎりに涙

樺太にも昭和22年の春、第二次引き揚げ命令が出た。引き揚げ船は予定通り函館に入港。
引き揚げ者一人当たり新品の軍服上下、軍靴などを受け取り連絡船へ急いだ。

間もなく船は私の未知の青森に着いた。
青森駅には「引き揚げ者の皆さんご苦労様でした」と書かれた大きな横断幕が張られ、その声がスピーカーから繰り返し流れていた。

初めて乗る東北本線。
私は何げに車窓に移りゆく景色を楽しんでいた。

妻に「青森は樺太と違い米が取れる。これからは毎日白いご飯が食べられる」と話しかけていると、
斜め向かいの座席のご婦人が「失礼ですがこれをお上がりください」と言って、
何年も口にしたことのない真っ白い大きなおにぎりを差し出した。

どんなお礼を言ったか記憶にない。
気が付いた時私はしっかりとおにぎりを手に持っていた。

また、有名な青森リンゴのことを妻に話しかけると、近くの座席の若い女の人が「どうぞ」と真っ赤なリンゴを差し出した。
その時、私は急に胸の熱くなるのを感じ、大粒の涙が流れて膝に落ちた。

みんなに見られていると思い、恥ずかしかった。
しかし涙は簡単に止まることはなかった。

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象徴としてのご自身の立場を、いかに国民に理解してもらえるかを常に考え行動されて来られた陛下のお姿には頭が下がります。
つつがなくご退位、ご譲位なされますことをお祈りいたします。

 
 さて今回は久し振りにお財布バッグを製作いたしました。
お正月に送料無料にて出品する予定です。他にも何か出品出来るよう準備しております。

表はあずき色の牛革(ソフト)とリバティビニコ(カペル)を使用しています。

外側はあおりポケットのような大きな収納スペースと、携帯やポケットティッシュなどが入るメッシュポケットが両面に付いています。
後には、16cmのファスナーポケットもあります。

内側は、同じリバティビニコ(カペル)とあずき色の牛革、シャンタンを使用し、がま口の小銭入れ、ファスナーポケット、カードは18枚収納可能です。

また、8mm幅で長さが120cmの本革紐も付いています。
持ち手は、2cm幅で26cmの長さになります。

新しいお財布で新年をスタートいたしましょう~!

 <サイズ> 縦 13cm 横 21.5cm まち 3.5cm
持ち手 26cm 本革
ショルダーベルト 120cm(ナスカン含) 本革

重量 560g
※ 多少の誤差はご容赦願います。

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