リバティ（パトリックゴードン）　2Way ショルダー　新作

　ボヤボヤしていたら、あっという間に9月になってしまいました。
北国は、日増しに秋の装いとなってきていて、近くの桜並木は上のほうから色付いてきました。
少しひんやりしてきて、体を動かすには良い季節です。

最近、親しい知人から電話があり、酷く落ち込んだ様子でしたので何かと思いましたが、ご長男が亡くなられたとのこと。
3年ほど前に大腸癌の手術を行い、入退院を繰り返しながらも仕事をしていたのですが、残念な結果となってしまいました。
まだ40半ば、二十歳前後の子供3人残して旅立ってしまいました。

その電話をもらう前日に、LINEで肺への転移が見られると医師から言われ、自宅療養のため酸素ボンベなどの準備をしていると報告があったのですが、その後急に容態が悪くなり、医師からの電話で慌てて駆けつけた時には虫の息だったようです。

その知人は、10年ほど前にも次男を癌で亡くしていて、その命日の次の日にまたしても長男を亡くすという、何とも悲しい運命を辿ることになってしまいました。
「今まで頑張ってきたのに、もう生きるのが辛い。」
そう言われ、何と声を掛けていいのか分かりませんでしたが、残されたお孫さんがいますので、何とか乗り越えてお孫さんが自立するまで頑張らないといけないと言いました。

人の運命は様々ですが、一生懸命生きていれば何らかの形で報われることを願うしかありません。
笑えるようになるまでは、何年かの月日が必要かと思いますが、いつかまた笑って話せる時が来ることを待ちわびたいと思います。

 
　さて今回は、持ち手が可変できるタイプのショルダーバッグを作ってみました。新作になります。

持ち手部分は、通常使わない時は平らに、引き出すと丁度握れる程度まで伸びます。

表は、リバティ（パトリックゴードン）のラミネート生地に芯材を貼り、上部や底面、持ち手やショルダー部分にブラウンの牛革（ややソフト）を使用しております。
底部分は、パイピングで縁取りし、硬い芯材で補強し底鋲を付けています。
バッグ口はファスナーでの開閉になります。
後側に20cmのファスナーポケットもあります。
正面には、ワンポイントとしてアンティークレースを縫い付けております。

内側は、張りのあるシャンタン生地を使用し、丁度真ん中にファスナーポケットの仕切りがあります。
前後に2ヶ所の小物ポケットがあります。
キーホルダーを付けられるようなDカンも付いています。

ショルダーベルト（2cm幅 96～141cm長さ）は肩パットが付いています。（ナスカンによる着脱可能）

オシャレと実用面を重視される方にオススメです。

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