リバティ&本革 ラウンド長財布
最近床屋に行ってきました。 😛 予約制(高級な店ではありません。)ですので、いつもはほとんど待たされないのですが、今回は珍しく20分ほど待たされました。
週刊誌やまんがは読む気がしないので、「超訳 ニーチェの言葉」(白鳥晴彦 編訳)という床屋には似つかわしくない本を手にしました。
これは2年くらい前から置いてあって、床屋の主人に「なに、ニーチェなんか読むの?」と聞いたことがあり、「青森の人が書いた本で、わかりやすくて、すごくいいよ!」と言われていた本です。
その時はパラパラとめくっただけで、しっかり見ることもしませんでした。
何気なく開いて読んでみると、とても心に響くものがあってすっかり引き込まれてしまいました。
難解なニーチェの哲学も現代風に置き換えてみると、実に生き生きとした、明るい気持ちにさせてくれる言葉が並んでいました。特に好きな箇所は、喜についてです。
朝起きたら考えること
一日をよいスタートで始めたいと思うなら、目覚めたときに、この一日のあいだに少なくとも一人の人に、少なくとも一つの喜びを与えてあげられないだろうかと思案することだ。
その喜びはささやかなものでもかまわない。そうして、なんとかこの考えが実現するように努めて一日を送ることだ。
この習慣を多くの人が身につければ、自分だけが得をしたいという祈りよりも、ずっと早く世の中を変えていくことだろう。
『人間的な、あまりに人間的な』
amazonで書評など見てみると、「これはニーチェではない。」などと厳しい意見も多かったですが、私は別にニーチェを知る必要はなく、実生活に生かせなければどんな高尚な哲学も意味がないと思っていますので、素直に感動しながら読んでいます。
待たされるのがあまり好きでない自分ですが、「少し立ち止まって、自分を見つめ直してみなさい。」と言われたようで、深く感謝いたしました。どんなところに恵みがあるかわからないものですね。 😛
ちょっと前置きが長くなってしまいましたが、今回は前作と同じリバティ(フィッツジェラルド)のラミネート加工生地と黒の本革を使ってラウンドファスナータイプの長財布をつくりました。
内側にも同じリバティ生地を使用し、リバティづくしのお財布となりました。
表側はキルト芯が入っていますので、ふっくらした感じになっています。
内側は、リバティ生地の他に本革、シャンタン(レーヨン)、合皮(がま口部分)を使用しております。カードは全部で18枚収納可能です。
リバティ好きの方どうぞ
<サイズ> | 縦 10.5cm 横 21cm まち 2cm 重量 270g ※ 多少の誤差はご容赦願います |