リバティ(フェリシテ) トート型ボストン 新作

リバティ トート型ボストン

 日が沈むのが随分早くなり、午後4時を過ぎると薄暗くなってきます。近くのホームセンターに、車で買い物に行ったのですが、薄暗いにもかかわらず、たまにライトをつけないで運転している車を見かけます。前から思っているのですが、ホントやめて欲しい。本人は見えてるから良いと思っているのかも知れませんが、事故に巻き込まれるのではないかとヒヤヒヤします。

少し前、毎日新聞の記事の見出しに目が止まり、朝食を摂りながら読んでしまった。
夢で笑っていた夫 「幽霊でもいい 会いたい」 思い続ける日々

東日本大震災で、夫と父を亡くされた方のお話だった。
夫婦仲が良く、自営業で子供がいない。何だかうちと同じような環境。

突然の別れに、心の整理ができず死ぬことばかり考えていたという。
遺体が見つからず、わずかに発見された遺品を前に、「私だけ生き残って、ごめんね。ごめんね」と涙。

そんな辛い日々を過ごしてきた彼女が、最近夢で頰を触れられたという。
『振り返ると夫が笑っていた。震災後、初めて笑顔を見られてうれしかった。「幽霊でも、声だけでも、何でもいい。会いたい」。』

…自然と涙が頬を伝い、しょっぱい朝食となってしまった。
皆同じような心境を通過していくんですね。
私も神様が一つだけ願いを叶えてあげると言われたら、もう一度逢って話がしたいと言うと思います。

夢の話をすれば、妻が旅立った年、寝室のドアを開けて妻が入ってきた夢を見た。
寝ている僕の上に覆い被さってきた瞬間、金縛りに遭い、彼女の体の重さを感じた。
彼女は僕に抱きつき、キスをしてきた。
金縛りに遭っているので苦しかったが、とても幸せな気分だった。
その時の感触は、今でも残っている。
残念なことに、そんな体験はそれっきりです。

今も心の整理ができず悩みながら生きておられる方は、たくさんいるかと思います。
それでも重い十字架を背負いながら登っていくしかないんですよね。

 
さて今回は、トートとボストンを組み合わせたようなバッグを作ってみました。
美しいシルエットとA4サイズが入る大きさですので、様々な用途でご活躍いただけるかと思います。

表は、リバティ(フェリシテ)のラミネート生地に芯材を貼り、グレージュカラーの牛革(ややハード)と組み合わせております。
持ち手部分は54cmの長さがありますので、肩に掛けることができます。
底部分には、底鋲が付いております。

バッグ上部の留めは、マグネットを革で包んで高級感を出しています。
バッグを開けるとボストン形状で両開きのファスナーがあります。
大きく開きますので、中身は確認しやすいかと思います。

ボストン部の内側は、2室に分かれた貼りポケットと、反対側に18cmファスナーポケットがあります。
標準でキークロシェットが付いており、ナスカン仕様となっております。

素敵なご縁をお待ちいたしております。

<サイズ> 縦 27cm 横 33cm(底部分)
まち 16cm
重量 1000g

※ 多少の誤差はご容赦願います。

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