リバティ&レザー ころりんショルダーバッグ
1週間ほど前、ボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボで、市民に惜しまれつつ他界されたあるご老人のニュースが流れていました。
http://www.afpbb.com/articles/-/3006235
一人の靴磨きという一般社会ではそれほど尊敬を受ける職業ではありませんが、激しい戦闘時でも変わらず同じ場所で60年間靴磨きをされ、市民の間では伝説的なおじさんとなっていたようです。
何故それほど長きに渡って続けて来られたのか詳細は分かりませんが、それなりの信念や楽しさがあったことは間違いないと思います。
もしかしたら靴を磨いている際の、お客様との会話が楽しかったのかも知れませんし、その場所の風景が好きだったからなのかも知れません。
尊敬する東井義雄先生の
「本物は続く。続ければ本物になる。」
の言葉を改めて深く感じ入りました。
いつか本物と言われる人間になりたいものです。
さて今回は、リバティ(capel)のラミネート生地と黒の革の組み合わせで、ころりんと丸みを帯びたショルダーバッグを作りました。フラップ部分の革にパンチング加工を施し、可愛らしさと高級感を持たせています。
表のリバティ生地部分はキルト芯が入っていますので、ややふんわりした感じになっています。(裏は芯材で補強)フラップ部分の端に四つ編みした紐のレザータッセルを付けています。
フタを開けると前面に大きなポケットがあります。(極薄マグネット)後面には20cmファスナーがついています。
内側は花柄のコットンでペン挿しと小物入れのポケット(2ヶ)、反対側に20cmファスナーも付いていますので、小さいながらも細かい収納も便利かと思います。
持ち手、底面、1.5cm幅ショルダーベルト(95~120cm)も本革で製作しております。
本体重量 450 g ショルダーベルト 85 g
寸法は最後の写真に記載されていますので、そちらでご確認ください。
年齢を問わず使える一品かと思います。