本革＆リバティ　フラップポケット付きラウンド長財布

「風薫る５月」　そんなことが言える季節がようやく来た感じです。

庭の白いサクランボの花、ピンクの桃の花が満開です。幸せを感じます。
残念ながら林檎の花はまだ満開ではありません。
色とりどりの花が咲き乱れ、生命力や希望を感じます。
うつむいて生きていられないと励まされます。

田んぼに水が入り、夜にはカエルの合唱が聞こえてきます。
妻が旅立ってからカエルには特別の思い入れがあります。
雪で閉ざされた１・２月を除いて、毎月墓参りをしています。

墓参りをすると決まって１匹のカエルがお墓の扉の中にいます。

必ずいるので、いつしか「またいたの。」
などとカエルと会話することが恒例となりました。
カエルはじっとして、そこから動こうとしません。

そんな恒例行事も去年の１１月からなくなりました。
ぱったりと姿を現さなくなったからです。
１１月お墓のどこを見渡しても見つかりませんでした。

不思議だなぁと思いつつ、お墓を後にしようとした時、
「あなたはもう大丈夫でしょう？！」
という声がふと聞こえてきました。と同時にどうしようもない寂しさに襲われたことを思い出します。

今思えば、心配になって見にきてくれていたのかなぁと思っています。
それ以来カエルを見ると、とても情がいくようになりました。ますます変わり者になってしまったようです。

さて今回は、キャメル色の本革（やや硬め）とリバティ（Thorpe）のラミネート加工生地との組み合わせで、フラップポケット付きラウンドファスナーの長財布をつくりました。
フラップ部分のポケット内側は普通のタナローンを使っています。

内側は、リバティ(Thorpe)のラミネート生地に本革、シャンタン（レーヨン）、合皮（がま口部分）を使用しております。カードは全部で１８枚収納可能です。

今回もフラップ部分のリバティがアクセントになっていて良い感じですよ～　

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