レザー トートバッグ 新作オーダー品

 7月に入り急に青森も日中は暑くなり、タンクトップで作業しております。
ただ夕刻になりますと吹く風がヒンヤリしていて高原にいるようで爽やかです。

隣の敷地では、アパートの新築でガタゴトと忙しく工事の音や地響きが伝わってきます。すぐ近くの市営運動場も完成し、体を動かすには絶好の環境が整ってきています。妻がいた頃は、テニスコートを借りて体を動かしていたものですが、今では眺めるだけです。

芸能関係には全く疎い私ですが、小林麻央さんの死去程度は知っています。
ご夫婦の状況は手に取るように分かりますので、あまり記事を読まないようにしていたのですが、ついに力尽きてしまわれたようで残念です。
こういう時男は、本当に弱いものです。
ただお子さんがいると言う事は、せめてもの救いかも知れませんね。

「愛している。」
が最後の言葉だったようですが、長年辛苦を共に過ごしてきた夫婦なら、この言葉の意味が痛いほど分かるのではないでしょうか。

7月は妻の命日ということもあって、つい当時を思い出してしまいますが、妻がポロッと
「死ぬのが、こんなに大変だと思わなかった。」
と言ったことを思い出してしまいます。

何とか頑張って少しでも長生きして欲しいと願う自分勝手な気持ちと、
もうここまで頑張って来たんだから、楽にしてあげようという思いが交錯した記憶が蘇ります。

肺に水が溜まり、徐々に呼吸が困難な状況になっていく様を見届けるのは、
本人はもちろん辛いですが、見守るほうも同様に耐え難い苦痛を感じるものです。

息を引き取った瞬間、「心配しなくて良いよ。もう楽にしていいんだよ。」と一言。
不思議と涙一粒も流れませんでした。

妻が旅立ち、親しい知人から夢を見たと電話がありました。
「横断歩道を軽やかに渡って行く姿を見たよ。」と。

きっと、重く辛い体を脱ぎ捨て、解放された状態になったんだよと言われました。

あれからもうすぐ丸7年。
一月前あたり、かなり久し振りに妻の夢を見ました。

妻がタンスの整理をし、私の前で正座をして、
「大変お世話になりました。」
と深々と頭を下げました。

「そんなこと言うなよ。」
とさめざめと涙を流す俺。

そこで目を覚ましましたが、しばらく涙が止まりませんでした。
(実はまだタンスの中がそのままです。)
もうそろそろ新たな出発の時期を迎えているのかも知れませんね。

 

 さて今回は、持ち手と一体型のトートバッグを製作いたしました。
夏に活用したいというご要望もあり、白の牛革にて製作いたしました。

表は、やや柔らかい牛革を使用し、縦横45cm程度の大きさになっております。
内側はビンテージ風のハーフリネンを使用しました。

前後に大きなポケットと、バッグ口はファスナーになっており、さらに大小のポケットが配置されています。
オーダーの場合は、なるべく綿密にご希望に近い形での製作を心掛けております。

どうぞお気軽に、お問合せ欄よりご連絡ください♪

 

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