イギリスリネン&リバティ ボストンバッグ(大)
新しい工房での一作目は、妻が一番好きだったイギリスリネンの生地でスタートすることにしました。さらに、ロンドンのリバティから送っていただいた生地も使用し、ちょっと贅沢な一品となりました。
最近は、海外からも気軽に通販でき、田舎でもいろんな生地を取り寄せることができるので有り難いです。しかも円高の影響で、以前より少しお得に買い物でき嬉しいです。 🙂
英国通貨のポンドは、2年前は1ポンド200円以上していたのが、130円前後ですから4割以上安くなっています。当然送料や関税が掛かりますので、特別安い訳ではありませんが、それでもかなりお得です。
今回引越に際し、いろいろと本なども整理したのですが、新しい出発にふさわしい本を見つけました。宇佐見百合子さんの「いつでも いまが 出発点」です。 妻が好きだった作家さんの一人です。久しぶりにパラパラと本をめくってみましたが、とても心に染みました。何か、妻が新しい出発に際してエールを送ってくれたようなそんな気持ちになりました。せっかくですので、一部だけ紹介させていただきます。
「出発点」
人生の法則は、
とってもシンプル。
避けたくても、
自分のしたことは返ってくるし、
求めても、
自分のやったことしか受けとれない。
いつもここが、
人生の出発点。
だから、
いま、ここで、
「よいおこない」という種をまく。
「人生の必需品」
素直と無邪気。
それは、愉快な人生に欠かせないもの。
勇気と感動。
それは、
退屈しない人生に、ぜったい必要。
愛と感謝。
それは、
しあわせな人生に、かならずあるもの。
で、いまなにが足りない?
妻のお陰で、新たな気持ちで再出発できそうです。心から感謝しています。 😛
ちょっと今回の作品の内容から飛んでしまいましたが、お許しください。ここから本題です。
表生地は、バラの絵模様がとても美しいイギリスハーフリネン(リネン+レーヨン)の生地をキルト加工し、生成りのチュールレースとリネン混レース(革紐を通しています。)を重ね合わせ、さらに「handmade」と記された革タグをあしらい、反対側にはリネン混レースで縁取りした20cmファスナーをつけました。
表側の内布はリバティの生地を使用し、キルト加工と薄い芯を貼りました。ボストン内部の生地は葉模様のコットンで、同じリバティの生地で縁取りした網ポケットがついています。ボストン曲線部分には、ポリ芯入りの玉縁処理をしており、型崩れしづらいようになっています。底面や持ち手部分などは本革を使用しており、今回持ち手は少し太めに仕上がっています。(いつもは1.3cmぐらいですが、今回は1.5cm幅ぐらいあります。) その他細部は写真をご参照ください。
とてもエレガントな感じに仕上がったのではと、勝手に自負しております。是非あなたのお手元に! 😛
<サイズ> | 縦(外側中央部分) 29cm 横 45cm(底部分) まちの上部 7.5cm まちの底部分 16cm 持ち手 48cm(角カン部分含まず) 本体重量 780g ショルダーベルト 79~130cm(ナスカン部分含まず) 重量 100g ※ 多少の誤差はご容赦願います。 |