謹賀新年　平成29年　元旦

　明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
また貴方様にとって、素晴らしい一年となりますようお祈りいたします。

いよいよ新年がスタートしましたが、どの様にお過ごしでしょうか？
私はいつもと変わりなく、仏前にお供えし般若心経を唱え、それから初詣をして新年をスタートしました。

今年は私にとってサイクル的に休息の年に当たります。じっくり内省しながら栄養を蓄える年になろうかと思います。
これは勝手な思い込みなのかも知れませんが、春に種を植えるものを秋に種を植えても育たないように、自然の流れには全て時があり、人間の営みにも自然の流れが多少なりとも影響していると感じています。
妻は９年周期の完結の時に亡くなりました。そう言う意味では天寿を全うしたのかなぁとも思います。

世界全体的に見ると、今年は2017になりますので、2+0+1+7=10=1+0=1で新しいサイクルに入る年になります。
変動の年にあたり、価値観が大きく変化する出来事が起こりやすい年になります。
ちなみに来年は2+0+1+8=11　11の場合2の要素（不安定で不均衡な年）もありますが、11は特別な数字でバランスと平安の年にあたり、平和や平安に意識が向く年となっています。

米国では、いよいよトランプ新政権が始まり、ロシアのプーチンは恐ろしいような外交手腕を発揮して、シリア問題を通してNATO（北大西洋条約機構）の加盟国であるトルコを取り込むことに成功しています。盤石と言われるNATOを切り崩すつもりなのか、はたまた極東においては安倍首相に揺さぶりをかけて日米同盟に亀裂を入れようとするのか注目されます。

経済的には、中国経済がどうなっていくのか注目されるかと思います。人民元がSDR（特別引出権）入りとなり、ドル、ユーロ、ポンド、円に続いて国際通貨の仲間入りをしたのは良いのですが、人民元がファンドのカモになっているような状況で、人民元安を食い止めようと必死に市場介入しても、中国政府の手が行き届かないオフショア市場で売り叩かれています。
中国経済の減速が明らかとなり、そこに元安が拍車をかけていけば中国発の通貨危機に陥る可能性もあります。そうなってくると国内問題を解決する為に、国威発揚とばかり危険な外交手段を使ってくる可能性もあります。

大陸国家であるロシアと中国は地理的に気質が似たところがあり、力を付けると膨張思考になりがちです。これを抑えようと努力してきたのが英国であり米国でした。
先の大戦で日本の指導者やルーズベルト大統領が見誤ったのがこの認識で、第二次大戦の勝者を付けるとすれば、スターリン率いるソ連であり、その後蒋介石を追い出した毛沢東率いる中国だというのが私の歴史認識です。それは日本とドイツを封じ込めれば世界平和になると思いきや、ユーラシア大陸の大部分が赤化（共産化）し、あわや第三次世界大戦になろうかとした流れからもそう思っています。

話の流れで全くハンドメイドの世界とは関係の無いことを新年早々書いてしまいました。
おとそ気分でお許しください。

今年も変わらず地道に作品を作って、昨年より出品機会を増やしていきたいと思っております。
本年も引き続きよろしくお願いいたします。