リバティ(ストロベリーシーフ) 二つ折りトートorショルダーバッグ 新作
今年もいよいよ終わりに近付いてきました。今年は皆さまにとりまして良い年でしたでしょうか?
我が家は、特に大病もなく平凡に過ごすことができました。そういう意味では、まずまず良い年だったかと思います。
日曜日の朝、NHKでやっている「小さな旅」という番組が好きで時間が合えば見ています。
この前は、一年の総集編のような番組をやっていて、その中にベニバナ染めを教えてらっしゃる方の紹介がありました。
埼玉県桶川市で28年前からベニバナ染めを始めた小島槇子さん(74)のお話。
東京育ちで結婚で桶川に住むようになり 子育てが終わった45歳からベニバナ染めを始めたとのこと。
きっかけは、梨農家の夫がベニバナの種をもらってきたことから。
夫が育ててくれたベニバナで染め物をしたい、そんな思いから独学で勉強。
夫が蔵を皆が集まれる場所に改築してくれて教室を開いた。
しかし9年前事故で突然他界してしまう。
「時間が止まったように感じた。」(私の場合は、自分だけ異世界に住んでいる感じだった。)
そんな時も咲き続けるベニバナ。
時間の経過と共に色が変化していく魅力に惹かれベニバナ染めに打ち込む日々。
誰もが避けて通れない道、槇子さんの言葉が心に染みた。
「色褪せていく過程も楽しみなさいと。だって自然界で朽ち果てないものはない。人も含めて自分も含めて何れ、何れ、だから主人の別れも何れそうなんだから、何れこの思いを乗り越えなければならない。だからそれは頑張るしかないと。」
辛い時も楽しい時も共に乗り越えてきたベニバナ染め 元気に続けていって欲しいですね。
槇子さんの工房 https://saitama.denryu.jp/venue/show100/
さて今回は、普通にトートとして、時にはショルダーとして、二つ折りにしても使えるバッグを作ってみました。
上部及び持ち手部分は、ブラックの牛革(ソフト、オイル含む)を使用し、レーザーで刻印した後、レザーインクを染み込ませ更にレザーコート液を塗って仕上げた花柄模様が施されています。
持ち手部分は革で包んでありますので、とても持ちやすいです。
下部はリバティ(ストロベリーシーフ)のラミネート生地に芯材を貼って張りを持たせています。
前面に16cm口のファスナーポケットがあり、奥行きがありますので長財布等も入ります。
ファスナーは軽量なコイルファスナーを使用し、レザータッセルの引手が付いています。
サイドにDカンがあり、好みでショルダーベルトを付け替えできます。
ショルダーベルトは2cm幅になります。(ご希望があれば肩パットもお作りいたします。)
キークロシェットも付いています。
内側は、上部は同じ黒革で、マグネットボタンは革で包んで目立たない仕様となっています。
下部は、シャンタン生地で、前後に貼りポケットと後部に20cmファスナーポケットがあります。
TPOに合わせていろいろお使い頂けますので、一つあると便利かと思います。
来年の初売りで出品しようかと考えております。
お楽しみに♪
<サイズ> | 縦(中央部分) 31cm(折った場合25cm) 横34cm まち 2~3cm 本体重量 530g ※ 多少の誤差はご容赦願います。 |