リバティ　サイドベルト　トートバッグ　ファー付き

　青森は最低気温が10℃を下回り紅葉が綺麗な時期を迎えました。弘前公園でも菊と紅葉まつりが開催されております。
中国地方では鳥取を中心に大きな地震があり、震災に遭われた方々にはお見舞い申し上げます。まだ熊本の復興も十分なされていない状態での被害ですので、こうも矢継ぎ早に地震が起きると次ぎはどこだろうと不安になってしまいます。

そんな心休まらない状態ではありますが、すぐ裏の田んぼに白鳥が飛来していました。このあたりはシベリアに向かう寄り道地点ですので、あちこちで白鳥の姿を見ることができます。ゆっくりお散歩している姿に癒やされます。
 
最近、工房に直接オーダーのご依頼で訪問いただく経験をしました。
まだお若いのですが、病気の影響で足が不自由なため、ご主人が付き添って来られ、しかも八戸方面からですので、直線距離はそうでもありませんが八甲田連峰を避け遠回りして来る必要上結構遠いです。
恐縮しながらお会いしたのですが、とても素晴らしいご夫婦で感激いたしました。

教育勅語に夫婦相和しとありますが、共に支え合い労る姿は、見ているこちらも幸せを感じるものです。
またお帰りいただいた後、メールでお二人の馴れ初めから今日に至るまでの困難な道のりの一部を教えていただき、何となく私たち夫婦に共通するものを感じ涙してしまいました。

縁とは実に不思議なものだなぁ～と感じます。

 
　さて今回は、サイドベルト付きトートバッグに取り外し可能なフェイクファーを付けて、これからの季節にぴったりのバッグを作ってみました。
ファーは手触りの良い柔らかめの素材で毛先にいくほど白くグラデーションしています。
ファー全体を革に挟んでおりバネホックで着脱できるようになっています。（季節に合わせてお使い頂けます。）

表は、リバティのラミネート生地（スモール・サス）でキルト芯が入っていますので、ややふんわりした感じになっています。
後面に20cmファスナー、底部分に立体的に裁断した革（裏は芯材で補強）を使用しています。

調節可能な持ち手(2cm幅)を使用し、様々な環境で活躍できるように工夫してあります。
サイド部分には、３段階に調節できるベルトを付け、お好みのシルエットを楽しめるようにしてあります。

内布は、フランスリネンを使用し、ちょっぴり贅沢な仕様となっています。
２室に分かれたポケットとペン差し、後ろ側に20cmファスナーがついています。
バッグ口はファスナーでの開閉で、スライダー部分に葉っぱの形をした革をあしらっています。

これからの季節、あったかファーとリバティでお出かけしませんか。

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